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2024/07/31
ステアリテール

新型コロナウイルス感染症の5類移行後、外出を伴うレジャーを楽しむ人口は急速に回復しつつあり、全国各地の観光地が久しぶりににぎわったとのニュースも多く伝えられるようになりました。“連休の当たり年”と言われる2024年は、テーマパーク・レジャー市場のさらなる好況が期待されています。
そこで今回は、近年の来場者数の動向を振り返るとともに、より多くのお客さまを迎えるためのスムーズな窓口対応のポイントをご紹介します。テーマパーク・レジャー施設運営企業さまは、ぜひ参考にしてみてください。
経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、2023年の遊園地・テーマパークの来場者数は2019年の91%まで回復し、売上高はコロナ禍以前を含め過去最高額を更新しました。
コロナ禍以降長らくの自粛期間を経たことで、非日常を楽しむならより奮発して楽しみたいという傾向が消費額上昇を後押ししているようすがうかがえます。

出典:特定サービス産業動態統計調査(METI/経済産業省)をもとに加工作成
2022年10月の水際対策緩和後、訪日外国人の推移が順調に回復を続けてきたことは以前のコラム(※)でもご紹介しました。その後、円安の追い風を受けて勢いはさらに加速。 日本政府観光局(JNTO)によると、2024年3月の訪日外国人数は308万1600人を記録し、その後も4月、5月と3か月連続で300万人を突破。単月で過去最高だった2019年7月の299万人を上回る状況が続いています。
(※)インバウンド回復の兆し!小売店が成功をおさめるための対策

出典:訪日外客統計|JNTO(日本政府観光局)2024年5月推計値(2024年6月19日発表)
また国土交通省「訪日外国人消費動向調査」によると、テーマパークを訪日目的のひとつとする割合が、2019年には20.7%、購入率は14.7%だったのが、直近の2023年時点では訪日目的が25.6%、購入率で21.8%と大きく増加。2024年以降も訪日外国人によるテーマパーク・レジャー市場の押し上げが期待されています。
出典:インバウンド消費動向調査(旧 訪日外国人消費動向調査) | 観光統計・白書 | 観光庁
お客さまを迎える際に各施設が抱える課題のひとつが、繁忙時の長蛇の入場列。再びコロナ感染者数が増加中の現在、「余暇はレジャーで満喫したいけど密は回避したい…」という方も多いはず。
密集した状況の待ち時間が長くなるほど集客機会の損失につながるのはもちろん、チケット販売窓口のスタッフは常にスピーディな対応が求められる状況で精神的負担が増大し、会計ミス発生のおそれも。
チケット発券をシステム化し、正確・スピーディな窓口対応の体制を確立することが、集客最大化と来場客の満足度アップのカギといえるでしょう。
ステアリテールが提供する入場券発券POSレジシステム「RegiGrow」は、施設入場券発券機能が付いたPOSレジシステムです。美術館や博物館、水族館、動物園、テーマパークなどさまざまな施設で利用でき、発券業務から売上管理、集計業務までサポートします。
団体客や旅行代理店、ツアーガイド添乗員付きバスなどによる予約受付分の入場券を事前発行し、来場時に訂正・確定することができます。
旅行代理店、ツアーガイド添乗員付きバスなどに支払うリベートの管理も可能です。POSに「リベート率」を設定することにより、リベート支払(出金)が行えます。操作はリベートボタンをタッチして対象レシートをスキャンするだけの簡単操作です。従業員による不正なリベート着服をけん制するため、ジャーナルにログ保存、キー操作検索が可能等の対策もされています。
POS商品メニューを3階層化し、POS発券オペレーションを効率化します。券種カテゴリやグループ、もしくは発券場所など、運用に合わせて任意に設定可能です。
割引券にPOSで読み取り可能なバーコードもしくはQRコードを貼り、お会計時にPOSでスキャンすれば、割引商品を特定することができます。また、割引券の配布先における利用率などの実績把握もできます。
POSと券売機を連携し、一般のお客さまは券売機で購入、 団体のお客さまや割引のあるお客さまは、チケットカウンターで購入するなどの使い分けができます。売上集計も一括管理できるため、締め処理などの作業効率も大幅UPします。
(※)機種によっては連動できない場合があります。詳しくはお問い合わせください。
チケット発券POSの導入で、精算と業務引き継ぎを効率化、心理的負担も軽減
テーマパークをはじめ、美術館や博物館、水族館、動物園などのチケット発券、売上管理を効率化